2011年から塩竈市浦戸諸島の野々島で白菜の採種文化の保存活動を行ってきました。
これまで本学科の先輩や教職員、地域の方々と大切に学びながら紡いできた食文化の保存活動。
今年、11回目の白菜のタネが採れました。
毎年、本学科の生徒と野々島にある塩竈市立浦戸小中学校の児童・生徒と交流しながらタネ採りを行います。
浦戸小中学校の体育館には、画家・浅野友理子さん作の「種の収穫祭」の絵画が飾られています。
ふるさとの食文化とアートとの融合、素晴らしく繊細で躍動感溢れるその迫力には圧巻であります。
震災から10年が経過した昨年、復興庁事業で東北復興宇宙ミッションが行われました。
被災県や自治体が参加し、塩竈市と仙台市の協力要請をいただき、本学園で取り組んでいる「白菜のタネ」を記念品として宇宙へ打ち上げていただき、帰還したタネを昨年、浦戸諸島の野々島と寒風沢島にそれぞれ植えて、今春黄色い菜の花を咲かせ、タネが採れました。
たくさんの方々のふるさとへの思いや願いが込められた白菜のタネを、今夏もたくさんの地域の皆さんと育てていきたいと思います。
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