納豆の学び

大郷の研修農場で収穫した大豆を納豆にしてもらいました!一年生全員でシェアしました。ミヤギシロメの納豆ですので大粒で食べごたえがありましたね。宮城野区銀杏町にある納豆屋さんの宮城野納豆のご協力でおいしい納豆をいただきました。

納豆は明治期まで茹でた豆をワラに詰めて作ったツト納豆が主流でした。実はその時代のツト納豆は、ワラについていた雑菌の影響で食中毒を頻繁に起こしやすい食品だったと言われています。大正期に入り、微生物学の研究者が納豆菌を培養することに初めて成功しました。大正9年、そのことを機にその技術を活用して、衛生的な納豆を製造・販売する宮城野納豆が創業されました。宮城野納豆は全国でも珍しく、納豆菌も製造・販売しています。

納豆が梱包されていた段ボールの箱の「衛生納豆元祖」の文字も歴史を感じます。大正期は松島湾の離島で白菜の種採に日本で初めて成功し、その量産化が始められた時代です。大正時代は、たくさんの人たちが新しいことにチャレンジした時代だったように感じます。

食文化創志科 耕し日記

仙台大学附属明成高等学校 食文化創志科 ふるさとの食の学び 高校生たちによる ふるさとの耕し日記