文化の港シオーモ / 「塩騒(しおさい)」②

塩竃市内で配布されている情報誌「潮騒(しおさい)」、2021年1月号で白菜キムチを通した日韓の食文化交流を紹介していただきました。そのページの裏面に「ツキイチアート」という塩竃ゆかりの芸術作品を紹介するコーナーを見つけました。今月号は浅野友理子さんの浦戸の牡蠣むき作業の風景をモチーフにした作品が掲載されています。浦戸諸島に生きる人々の生業をテーマにした作品、牡蠣の出荷作業は浦戸の冬の風物詩ですね。

2016年、浅野さんよって浦戸の春の風物詩である「白菜の採種」も描かれました。作品名は『種の収穫祭』。この作品は塩竃市に寄贈され、現在は浦戸小中学校の体育館に常設展示されています。浦戸諸島の歴史や文化を伝え続けている作品、機会があれば実物に会いにいきましょう。

食を学ぶ私たちはふるさとの食の魅力を食べ物で伝えることができます。歌うことや楽器の演奏が得意な方はで音楽で、言葉や文章が得意な方は本や読み物で、描くのが得意な方は絵で伝えることができます。塩竃は文化・芸術活動が盛んな地域のようですね。初めていただいた「塩騒(1月号)」から、「潮騒」や「塩菜」とあわせて、塩竃の文化・芸術の彩「塩彩」も感じました。

食文化創志科 耕し日記

仙台大学附属明成高等学校 食文化創志科 ふるさとの食の学び 高校生たちによる ふるさとの耕し日記