美味しさを構成する要素にはいろいろあります。味や香りや見た目だけではなく、心で感じる要素も。誰かと一緒に食べた懐かしい思い出の味、食材の生産者や作り手のこだわりや思いが込められた味・・・
最近にわかに「エモい」という言葉が若者の間で使われていると、テレビで紹介されていました。英語のemotional エモーショナル(感情的・情緒的:心に響く)から生まれた言葉。 ちょいと軽めで粗い表現かもしれませんが、エモーショナルを意識することが日常化していくのであれば、とても素晴らしいことですね。その言葉の広がりはむしろ歓迎すべきことだと思います。
エモいを商品開発などの場で用いられる言葉に置き換えると「感性価値」に。今日の授業はそんなことに触れながら、お菓子(パウンドケーキ)のお話を。せっかくなので参考に「エモいMISO CAKE」も試食。黄昏時の故郷の大豆畑をイメージしたお味噌のパウンドケーキ「耕母黄昏(こうぼたそがれ)」
収穫期を迎えた11月の大郷の大豆畑の写真とリンクさせました。
食文化の学習から「食は時代とともに変化し続けていること」に気づきます。同様に言葉も、言葉もまた人間が作ってきた文化ですから。
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