現在を学ぶ

新型コロナウィルスの世界的なパンデミック。インターネットやテレビでそのニュースを見聞きしない日はありません。遠い国の話ではなく、私たちの日常の生活にも影響を及ぼし、学校の授業や部活でも制限が続きます。

食文化創志科は二つの「ショク」を学ぶ場です。食と職、食べることや食べ物の「食」と働くことの「職」どちらも生きることに直結します。ここ10年は、東日本大震災をはじめとする自然災害からの復興期の中で、地域をつなぐふるさとの食の学びが続いています。実際の地域と関わりながら多くのことを学ばせてもらっています。「実学」を重んじる私たちの学校は、140余年の長い歴史を持つ学校です。明治生まれの学校、戦争も災害も幾度と経験してきた学校、いろんな時代と共に歩んできました。実学の伝統は、現在私たちが継承しています。

新型コロナウィルスの影響で、私たちの学科とも関係のある地域の飲食業や観光業も大きな影響を受けています。そんな中、私たちは、現在何をどう学ぶべきなのでしょうか?教科書にあることと共に、教科書には載ってない地域の現在の課題について、私たちなりにきっちりと捉えていきたいと思います。大きなことと言うよりは「大切なこと」、現在を学ぶ、何ができるか?何を学ぶか?

食文化創志科 耕し日記

仙台大学附属明成高等学校 食文化創志科 ふるさとの食の学び 高校生たちによる ふるさとの耕し日記