のらぼう菜「学びの種本」

仙台大明成高校の地域協働の食の学びを10年以上応援していただいている神奈川県川崎市のSさんから、自身が編集・発行に携わった本を頂戴しました。震災前の教育ファーム事業以来、私たちの白菜や味噌の活動に対してご協力いただいているSさん、いつもありがとうございます!

川崎の伝統野菜「のらぼう菜」がテーマの本、著者であるのらぼう菜生産者の高橋孝次さんは、のらぼう菜の生産者として、長年地元小中学校の子どもたちを対象とした食農教育を実践されていた方。のらぼう菜の魅力や栽培方法とともにのらぼう菜と歩み続けた70年を綴っています、さらにこれからの未来の展望も。のらぼう菜は、白菜と同じアブラナ科の植物、秋に育苗され畑に植えられた苗は、冬を越え春になると茎と花芽を伸ばします。花が咲く前に収穫して、つぼみ菜として食す野菜です。

この本は昨年の10月に発行されたのですが、実は著者の高橋さんは本の発行直後に体調を崩されて12月にお亡くなりになってしまいました。のらぼう菜と歩み続けた88歳の人生でした。この本は次の世代に託された「学びの種」のように感じます。ご縁があって、私たちにも一冊お送りいただきました。私たちの心にも種をまいていただきました。

食文化創志科 耕し日記

仙台大学附属明成高等学校 食文化創志科 ふるさとの食の学び 高校生たちによる ふるさとの耕し日記